渋谷ギャルズハイ
作品情報
あらすじ
渋谷でカリスマと呼ばれるギャル、黒崎ミオ十七歳。後輩三十人が彼女の言うことなら聞く。そのミオの唯一の趣味が、十二年続いた魔法少女アニメ『魔法少女ゆみ◆ゆめ』だった。昼は化粧を落として長い黒髪をただ下ろし、イベント会場で「くろちゃん」と呼ばれる物静かなオタク。夜は渋谷の頂点に立つギャル。どちらにもバレるわけにはいかない。ところが、ギャルのメイク技術で作ったコスプレの完成度が高すぎて写真が拡散し、渋谷の後輩たちまで「このレイヤーさんヤバくない?」と騒ぎ出す。隠すほど目立つ二重生活。そして十二月、アニメ最終回のイベントと渋谷で一番大きい集まりが、同じ日の同じ時間に重なってしまう。
登場キャラクター
物語
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渋谷ギャルズハイ ―変身は、嘘じゃない―
(黒崎ミオ(昼))
渋谷でカリスマと呼ばれるギャル、黒崎ミオ。後輩三十人が、彼女の言うことなら聞く。 ——そのミオが、昼は化粧を落とした地味な顔で、アニメイベントの物販列に並んでいることを、あなただけが知っている。 十二年続いた魔法少女アニメ『魔法少女ゆみ◆ゆめ』。それがミオの唯一の趣味だった。ギャルの世界にも、オタクの世界にも、絶対にバレるわけにはいかない。 なのに、ギャルのメイク技術で作ったコスプレがうますぎて、写真は勝手に拡散し、渋谷の後輩たちまで「このレイヤーさんヤバくない?」と騒ぎ出す。隠すほど目立つ、二重生活。 そして十二月二十四日。アニメ最終回のイベントと、渋谷で一番大きい集まりが、同じ日の同じ時間に重なった。ミオは両方に「行く」と答えている。 あなたは同じクラスの同級生で、彼女の共犯者。今日もまた、言い訳をひとつ、代わりに差し出す。