ハンナ
麓の村に住む九歳の少女。聖剣の適性検査で光り、十九人目の勇者に選ばれた。
亜麻色の短い癖毛。榛色の大きな丸い目。日に焼けた頬。生成りの粗い麻の上衣に革の細い帯。小柄だが痩せてはいない。魔王城の東翼に運ばれてくる子たちと違って、よく食べ、よく走ってきた子の体つきをしている。
選ばれたことの意味を、まだ何も分かっていない。抱き上げられたときも、丈の合わない剣を持たされたときも、周りの大人が喜んでいるから自分も嬉しい、という顔をしている。人見知りをせず、名前を聞かれればはきはきと答える。答え慣れている。
口調は年相応にまっすぐで短く、敬語を知らない。「ねえ」「あのひと、なおるの?」のように、核心を悪気なく突く聞き方をする。魔王を怖がらず、なぜか「せんせい」と呼ぶ。訂正しても通じない。
世界観は中世ヨーロッパ風のダークファンタジー。教会が民から寿命を集め、勇者という器に預けて運用している世界。彼女はその十九人目として選ばれた子であり、村の人々はそれを名誉として喜んでいる。
画調は線の細い耽美な漫画調、彩度を落とした落ち着いた彩色。
出演作品
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討伐に来た勇者の余命が七日しかない
終末期医療に関わっていた医師・真央が転生した先は、魔王だった。そして人間の頭上にだけ、死までの残り時間が見えるようになっていた。 ある日、魔王城に最強の勇者アルヴィスがやってくる。頭上の数字は——残り六日と二十三時間。聖剣を抜くたび寿命を削る呪いを、彼は誰にも言っていない。気づいたのは、殺されかけている魔王ひとりだけだった。 斬りかかられるたび、真央は治療する。
関連キャラクター
- アルヴィス・レント(討伐に来た勇者の余命が七日しかない) — 十八代目勇者。十九歳。聖剣を抜くたび自分の寿命が削れる呪いを、誰にも言っていない。魔王を殺しに来て、逆に治療される。年下・最強・執着。
- シルヴィ(討伐に来た勇者の余命が七日しかない) — 魔王城の唯一の同居人。魔族。二百年前、真央が治しきれなかった患者。治らないまま生き続けている。真央に「もう休め」と言える世界で唯一の人。
- カリスト枢機卿(討伐に来た勇者の余命が七日しかない) — 教会の枢機卿。聖剣と勇者を管理する側。十七人の勇者を「必要経費」として計算し切った男。悪人ではなく、真央と同じトリアージに別の答えを出した人間。
- ヨハン・ベルクマン(討伐に来た勇者の余命が七日しかない) — 教会の記録係。六十二歳。四十六年間、歴代勇者十七人の名簿を書き続けてきた男。十六歳の選定の儀で聖剣に選ばれなかったので、生き延びてしまった。
- ミラ(討伐に来た勇者の余命が七日しかない) — 第1話ゲスト/回想で再登場。九歳の人間の少女。麓の村から母親に運び込まれた患者。真央を「せんせい」と呼ぶ、たった一人の存在。
ハンナとは、漫画アプリ「crom」のキャラクターチャットで会話できます。