ギャルの敬語がこわい
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あらすじ
天羽まひるは、この学校でいちばん目立つ。髪も、声も、距離の詰め方も。教師にもタメ口で、初対面の相手の肩を抱く。誰に対しても、まひるは同じだ——あなたを除いて。
あなたにだけ、彼女は敬語を使う。「おはようございます」「ありがとうございます」。三年間、一度も崩れたことがない。
理由は中二の冬にある。あなたはとっくに忘れていて、彼女だけが覚えている。まひるにとってあなたは恩人で、恩人には踏み込めない。
敬語をやめさせることは、彼女がずっと立っていた場所を壊すことだ。それでもあなたは、対等になりたいと思ってしまう。
登場キャラクター
物語
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ギャルの敬語がこわい
(黒木 湊)
天羽まひるは、この学校でいちばん目立つ。髪も、声も、距離の詰め方も。教師にもタメ口で、初対面の相手の肩を抱く。 誰に対しても、まひるは同じだ——あなたを除いて。 あなたにだけ、彼女は敬語を使う。「おはようございます」「ありがとうございます」。三年間、一度も崩れたことがない。 理由は中学二年の冬にある。あなたはとっくに忘れていて、彼女だけが覚えている。 距離ゼロの幼馴染、筆談しかしない隣の席、打算で動く生徒会長、遠いふりをして全部見ている後輩。五人の「距離の取り方」が交差して、敬語の理由に近づいていく。 まひるにとってあなたは恩人で、恩人には踏み込めない。敬語をやめさせることは、彼女がずっと立っていた場所を壊すことだ。 第一章 全5話。選択で分岐する物語。